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大雨台風地震に強い家とは?失敗しない選び方と購入前の確認ポイント

物件購入のポイント

新里 敏春

筆者 新里 敏春

不動産キャリア6年

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マイホームは家族の暮らしを守る大切な場所ですが、大雨や台風、地震などの自然災害が増えている今、どのような家を選ぶかで安心感は大きく変わります。
せっかく購入した住まいが、水害や強風、揺れに弱かったとしたら、修繕費だけでなく、心の負担も大きくなってしまいます。
だからこそ、これからマイホーム購入を検討している方には、災害に強い家の選び方を知っておくことが重要です。
本記事では、大雨や台風、地震に強い家の考え方から、実際のチェックポイントまで、不動産のプロの視点でわかりやすく解説します。
購入前の不安を少しでも減らし、長く安心して暮らせる家選びのヒントとして、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

大雨・台風・地震に強い家が必要な理由

近年は、短時間に局地的な大雨が降る「線状降水帯」による浸水被害が各地で発生しており、記録的な大雨が珍しいものではなくなりつつあります。
また、気象庁が公表している統計では、年間の台風発生数はおおむね20個台で推移し、その一部が日本付近に接近・上陸して大きな被害をもたらしています。
さらに、日本およびその周辺では、世界全体の約1割に相当するマグニチュード5以上の地震が発生しており、地震活動が極めて活発な地域です。
このように、大雨・台風・地震が重層的に発生する国で暮らす以上、「災害に強い家」を選ぶことは、ご家族の命と財産を守るうえで欠かせない視点です。

こうした自然災害リスクを具体的に把握するために役立つのが、国土交通省のハザードマップポータルサイトや各自治体が公表する防災マップです。
これらでは、大雨による浸水想定区域や土砂災害警戒区域、高潮・津波の浸水想定などが色分けされ、将来起こり得る被害の大きさや深さが段階的に示されています。
また、気象庁が提供する防災気象情報では、警報や危険度分布などから、その時々の状況を確認することができます。
このような公的な防災情報を組み合わせて、自分たちが暮らそうとしている場所に、どの種類の災害リスクがどの程度想定されているのかを、事前に丁寧に確認することが大切です。

これからマイホームの購入を検討する方にとって、実際に物件を探し始める前から災害リスクを意識しておくことが重要です。
まずは、検討したいエリアのおおまかな候補が出た段階で、ハザードマップや自治体の防災ガイドブックを確認し、そもそも避けるべき場所かどうかを判断することが賢明です。
そのうえで、具体的な物件に関心を持った際には、「大雨・台風・地震に強い家かどうか」という視点を、価格や間取りと同じくらい重視して比較検討する姿勢が求められます。
入居した後に災害リスクへ対応するのは限界があるため、契約前の段階で「どの場所に、どのような構造の家を選ぶか」を慎重に見極めることが、長く安心して暮らすための第一歩です。

災害の種類 主な特徴 住宅への影響
大雨・洪水 短時間の集中豪雨 浸水被害・床上浸水
台風・暴風雨 強風と長時間の豪雨 屋根破損・飛来物被害
地震 頻発する揺れ 建物損壊・家具転倒

大雨・水害に強い家の選び方とチェックポイント

大雨や台風による水害から家を守るためには、まず浸水リスクが低い立地を選ぶことが大切です。
国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、洪水や内水、土砂災害などの危険度を地図上で重ねて確認できます。
標高や河川との距離、土砂災害のおそれがある区域などを総合的に見ることで、水が溜まりやすい低地や崖下など、リスクの高い場所を避けやすくなります。
検討中の土地や建物がある場合は、必ず事前にこれらの情報を確認しておくことが重要です。

次に、豪雨時の雨水の侵入を減らすため、建物自体の防水性能にも目を向ける必要があります。
外壁の内側に施工される透湿防水シートは、外からの雨水を防ぎつつ内部の水蒸気を逃がす役割を持ち、重ねしろやテープ処理が不十分だと雨漏りの原因になります。
また、屋根やバルコニーの防水シート、勾配を付けた床や排水溝の整備により、短時間の強い雨でも水が滞留しにくくなります。
あわせて、雨どいや排水管の計画、下水道があふれた際の逆流防止なども、水害時の被害軽減に有効とされています。

さらに、内見の場面では、図面や仕様だけでなく、実際の建物と敷地の状態を丁寧に確認することが大切です。
屋根や外壁の劣化、接合部のひび割れ、天井や壁紙のシミなどがあれば、過去の雨漏りの可能性があるため注意が必要です。
敷地内の舗装や庭の勾配を見て、雨水が建物側に流れ込まず、道路側や排水ますに向かって流れるかどうかも確認しましょう。
建物の基礎高さと周囲の地盤の高低差を見比べ、道路より極端に低くなっていないかを意識することで、大雨時の浸水リスクの把握につながります。

確認項目 主なチェック内容 水害対策のねらい
立地条件 ハザードマップで浸水想定確認 浸水しにくい場所の選定
建物性能 防水シートや屋根外壁の状態 雨水侵入や雨漏りの抑制
敷地と排水 敷地勾配と雨どい排水経路 建物周りの水はけ向上

台風・強風に強い家の選び方と構造のポイント

台風や発達した低気圧による暴風では、屋根のめくれや外壁・窓ガラスの破損が大きな被害につながります。
住宅では、構造躯体だけでなく屋根形状や外壁、窓サッシの耐風圧性能を総合的に高めることが重要です。
特に台風常襲地域では、設計段階から風向や建物高さを踏まえ、強風に配慮した計画が求められています。
このため、耐風等級や建具の性能を理解し、風に強い家を意識して選ぶことが大切です。

まず、建物全体としては、屋根をできるだけ単純な形状とし、軒の出を抑えることで風を受けにくくする工夫が有効とされています。
屋根材や外壁材は、留め付け金物の仕様や施工方法によって、強風時のはがれやすさが大きく変わるため、耐風性に配慮した工法がとられているか確認したいところです。
窓サッシについては、日本産業規格に基づく耐風圧性能等級が設定されており、台風が多い地域ではより高い等級を選ぶと安心度が高まります。
さらに、雨戸や窓シャッターを併用することで、窓ガラスの破損や室内への風雨の侵入を抑えやすくなります。

窓ガラスが割れると、飛散した破片によるけがだけでなく、そこから吹き込む風で屋根が持ち上げられ、建物全体の被害が拡大するおそれがあります。
そのため、合わせガラスや飛散防止フィルム、内側の厚手カーテンなどを組み合わせ、飛来物の衝突時にガラス片が室内へ飛び散りにくいよう対策することが大切です。
また、庇やバルコニーの手すり形状によっても風の流れが変わるため、設計図面の段階で窓まわりの納まりを確認しておくと安心です。
このように、屋根・外壁・窓サッシを一体で考えることで、台風・強風に強い家づくりにつながります。

確認項目 見るべきポイント 期待できる効果
屋根形状と軒の出 単純形状と適度な軒寸法 風圧低減とめくれ防止
外壁と屋根の固定 金物仕様と留め付け間隔 外装材の飛散抑制
窓サッシとシャッター 耐風圧等級と補助建具 飛来物衝突時の被害軽減

地震に強い家の選び方と長く安心して暮らす工夫

まず、地震に強い家かどうかを判断する際は、耐震等級と構造種別を確認することが重要です。
耐震等級は建築基準法レベルを満たす等級1を基準に、より地震に対して余裕を持たせた等級2、等級3が設定されています。
また、木造か鉄骨造かといった構造種別だけでなく、耐力壁の配置バランスや、凹凸の少ないシンプルな形状の間取りかどうかも、揺れに対する強さに大きく影響します。
これからマイホームを検討する際は、間取りのデザイン性だけでなく、耐震等級や壁量バランスを図面で確認しながら、総合的に比較検討することが大切です。

次に、建物自体が丈夫でも、地盤が弱いと地震の揺れが増幅されたり、不同沈下が起きたりするおそれがあります。
そのため、地盤調査の実施状況や、その結果に基づく地盤改良の内容を、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
液状化の可能性や土砂災害の危険性については、国や自治体が公表しているハザードマップや地形条件の情報から、おおよそのリスクを把握できます。
こうした情報を組み合わせて、建物の耐震性能だけでなく、土地自体の安全性も踏まえながら、候補地を絞り込んでいくことが安心につながります。

さらに、入居後の耐震メンテナンスや日ごろの備えも、長く安心して暮らすうえで欠かせません。
屋根や外壁、基礎部分にひび割れや劣化がないかを定期的に点検し、異常があれば早めに補修することが大切です。
あわせて、家具の転倒防止金具の取り付けや、収納計画の見直し、非常用持ち出し品の準備など、室内環境を安全に整える工夫も求められます。
このように、建物の耐震性能と地盤の状態に加え、入居後のメンテナンスと備えを継続することで、地震に対してより強い住まい方が実現しやすくなります。

確認したいポイント 主な内容 期待できる効果
耐震等級と構造 等級2以上や壁量バランス 大地震時の倒壊リスク低減
地盤と土地条件 地盤調査結果とハザード情報 液状化や崩壊リスク抑制
入居後の備え 点検と家具固定、防災備蓄 室内被害軽減と安全確保

まとめ

大雨・台風・地震に強い家を選ぶには、立地と建物性能の両方を丁寧に確認することが大切です。
ハザードマップで浸水や土砂災害、揺れやすさなどを把握し、耐震等級や耐風等級、屋根や外壁、窓サッシ、防水や排水計画まで総合的にチェックしましょう。
とはいえ、図面や専門用語だけで判断するのは難しいものです。
当社では、お客様の暮らし方や予算に合わせて、災害リスクを踏まえたマイホーム選びを丁寧にサポートいたします。
「自分たちに本当に合う、災害に強い家を知りたい」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。


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新里 敏春

◇沖縄県出身 業界歴6年

◇保有資格:損害保険/生命保険/募集人資格※

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