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家の売却タイミングはいつがおすすめ?高く売るコツも解説

物件売却

新里 敏春

筆者 新里 敏春

不動産キャリア6年

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「いま家を売るなら、いつが一番よいのだろうか」と悩んだことはありませんか。不動産売却で後悔しないためには、適切なタイミングの見極めが何より大切です。しかし、市場や制度は複雑で、一人で判断するのは容易ではありません。この記事では、高値で売れる市況や税金面で有利になる時期、築年数ごとのコツ、さらには避けるべき時期まで、専門家の視点で分かりやすく解説します。最適な売却タイミングを一緒に探してみましょう。

高く売れるタイミングを知る(市場・金利・季節を踏まえたタイミング)

まず、価格相場が上昇しているタイミングを把握することが大切です。不動産価格指数によれば、令和5年(2023年)以降、住宅全体および分譲マンションの価格が上昇傾向にあります。たとえば、令和5年3月の住宅総合は前年に比べて上昇していますので、価格相場が高まっている時期は売り時と判断できます(国土交通省の不動産価格指数参照)。

次に、住宅ローン金利が低い時期は、買い手にとって返済負担が軽くなり、購入への心理的ハードルが下がります。その結果、需要が増え、売却条件を有利に進めやすくなります。現在は日銀の政策変更に伴い、金利上昇が局面にあり、「低金利のうちに売る」選択肢が有効です。

さらに、季節性にも注目しましょう。取引が活発になる時期として、新年度や転勤にあたる1~3月や9~10月が挙げられます。とくに3月は成約件数がもっとも多い傾向にありますので、その前に売り出すことが重要です(例:12月には準備を開始し、1月には市場に出すなど)。

判断基準売り時の特徴
市場価格相場が上昇している
金利住宅ローン金利が低水準で、上昇傾向にある
季節取引が活発になる1〜3月や9〜10月

税金・控除を活用して手取りを最大化するタイミング

不動産売却をする際には、税金や控除制度を賢く活用することで、手取り額を大きく増やすことが可能です。以下のタイミングを把握すると得策です。

制度・状況 内容 適用のポイント
所有期間5年超 長期譲渡所得の低税率(所得税約15%+住民税5%、復興特別所得税を含めても約20.3%) 売却時に「所有期間が5年を超えているか」を確認してください。長期譲渡とみなすには、譲渡した年の1月1日時点で所有期間が5年超である必要があります。
譲渡所得の特別控除制度 居住用財産の譲渡に際し、最高3,000万円まで控除可能 売却する不動産が自身の居住用であり要件を満たす場合に、譲渡所得から大幅に控除可能です。
相続空き家の特例 被相続人の居住用家屋を相続後、要件を満たせば譲渡所得から最大3,000万円控除(相続人が3人以上の場合は2,000万円) 昭和56年5月31日以前築、相続後空き家状態で、令和9年12月31日までの売却が対象です。耐震改修や取り壊し工事など要件にも注意が必要です。

上表のとおり、まず「所有期間が5年を超えている売却」は税率が低くなり、次に「居住用財産の特別控除」が適用できれば譲渡所得から最大3,000万円控除され、手取りが格段に良くなります。また、相続物件であれば「空き家特例」によりさらに抑えられる可能性があります。ただし、いずれも確定申告などの手続きが必須であり、要件にも細かな規定がありますので、準備を進める際には制度要件の確認を念入りになさってください。

築年数から見た売却の最適時期を見極める

築年数は不動産を売るうえで重要な判断材料となります。一戸建ての場合、木造建築の法定耐用年数は22年と定められており、築20年を超えると建物としての資産価値はほぼなくなり、土地の価値が主体となります。以下は、築年数ごとの資産価値の目安です。

築年数建物価値の目安特記事項
築10年新築価格の約50~55%水回りの劣化が始まる時期にあたり、劣化が軽微なうちに売ると有利です
築15年約25~40%外壁や設備の修繕が必要となってくるため、建物価値が下がる前に売却を検討しましょう
築20年超約15%以下、ほぼゼロ建物価値はほぼなくなり、土地価値中心での評価となります

中古マンションは、一戸建てと比較すると価値の下落が緩やかです。築20年でも建物価値を一定程度保てる傾向があります。また、首都圏の中古マンションでは、築11~15年までの物件が最も成約率が高く、築16年以降は徐々に売れにくくなる傾向が見られます。

このように整理すると、築10~15年頃は建物としての価値が残り、修繕費もそれほどかからないうちに売ることができるため、売却の適期といえます。一方、築20年を超えると建物価値が急速に落ちるため、できるだけ早めに売却を検討するのが得策です。また、中古マンションの場合は築20年を超えても比較的価格を維持しやすい点を踏まえて、戸建てとの違いを理解しつつ判断することが大切です。

売らない方が得策な時期とは?

以下の時期・理由に該当する場合、売却を控えたほうが手取り金額の視点から得策です。

時期・要因理由
所有期間が5年未満短期譲渡所得となり、税率が約39%と高いため
年末年始や夏の長期休暇シーズン買い手の動きが鈍く、売れにくい可能性があるため
老朽化が進んだ物件見た目や信頼性が損なわれ、売りづらくなるため

まず、所有期間が5年に満たない状態で売却すると、「短期譲渡所得」の扱いとなり、所得税と住民税あわせて約39%の高い税率が適用されます。逆に所有期間が5年を超えた場合は「長期譲渡所得」となり、約20%程度の税率が適用されるため、所有期間が短いうちは慎重な検討が必要です。特に売却する年の1月1日時点で所有が5年超でない限り、短期扱いとなる点に注意が必要です。

次に、年末年始や夏季の長期休暇期間には、買い手側が旅行や帰省などで市場に出づらくなるため、購入の動きが停滞します。このような時期は売却を避けたほうがスムーズに話が進む可能性が高くなります。

最後に、築年数が進み老朽化が目立つ物件は、購入希望者にとって魅力が下がり、結果として売却しづらくなる傾向があります。適切な時期を逃すと、資産価値がさらに低下し、売却そのものが難しくなるリスクがあります。

まとめ

不動産をできるだけ高く売却するためには、市場の動きや住宅ローン金利、取引が活発な季節といった外的要因だけではなく、税制上の控除や所有期間による税負担の違い、さらには築年数による価値の変動など、多角的な視点が必要です。特に、譲渡所得税や各種控除の適用タイミングを正しく押さえることで、手取り額を効果的に増やせる可能性があります。また、需要が減少する時期や築古のリスクも見逃せません。後悔しないためにも、賢いタイミング選びが重要です。この記事をきっかけとして、ご自身の状況に合った最良の判断につなげていただければ幸いです。


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このブログの担当者 
新里 敏春

◇沖縄県出身 業界歴6年

◇保有資格:損害保険/生命保険/募集人資格※

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